・整体に行きたいけど損をしたくない
・整体に行っているけど今のところうまくいってない
・何件もお店に行っているけどなかなか自分に合うお店がない
整体に行く際には、注意しておきたいことがいくつかあります。これを知らないで整体に行くと自分に合わないお店を選んでしまったり、せっかく整体に行ってもダラダラと時間だけがかかって、成果が薄いということになりかねません。
整体の種類や、整体に行く際の考え方、効率の悪い考え方などを病院で国家資格である理学療法士としての勤務経験を持ち、現役の整体師の僕が解説していきます。
整体などの施術は、施術を受ける側のお客様の行動や考え方なども成果を出していくためにはとても大切になります。もちろん、各店舗でも色々と指導を受けていると思いますが、一つの参考にして下さい。
整体を受ける際の考え方などを理解しておくことで、せっかく受ける整体の成果が全然変わってきますので、今後の元気な生活のためにぜひ読んでみてください。
この記事の目次
整体にも種類がある
整体と言っても、整体にはものすごく種類があり範囲が広い言葉になっています。カイロプラクティックも揉みほぐしも法的にはすべて整体に含まれます。
そのなかでも、大きく分けるとリラクゼーションメインの整体と、矯正等を行っている根本改善中心のお店とに分けられます。
この二つがどう違うのかというのはこちらの記事で解説しています。
これらの施術を受ける際のポイント
リラックスしたいならリラクゼーションを中心に行っているお店に
リラクゼーション中心のお店の施術を受ける際には、はっきり言って特に考えることはありません。
張りのある場所をリラックスさせてもらって、思う存分癒されましょう。
現状の体の状態を変えたいなら根本改善のお店に
根本改善の施術を受ける際には、色々と心構えが必要です。なぜなら、施術+生活改善という考え方が必須だからです。
もちろん施術もリラクゼーションメインのところとは内容が変わりますが、施術者はお客様が自宅に帰ってからの運動や姿勢、食事や睡眠の考え方、生活環境の考え方などあらゆる面を複合的に考えています。そのため、生活習慣の改善の実践という労力が必要になります。
この労力を実践するために心構えが必要になるのです。
体の状態を変えたいときの心構え3選
理学療法士を7年間、整体師として5年間、患者様やお客様の施術を行ってきて回復が早い人の行動や気持ちにはある程度の共通点があるので解説していきます。
もちろん施術者側の技術不足もありますし、そもそも整体の適応じゃない場合もあります。変わらない原因を責任転嫁したいわけではございませんのでご了承ください。
自分の体に自分で責任を持つ
病院勤務や整体での施術を通じて感じることとして、自分の体に自分で責任を持つことは大事であるということです。
もちろん、体に関する知識や技術は施術者の方が持っていることが多いと思いますが、日々の生活や運動についてご指導させて頂いて、そのあとどうするかはお客様次第なのです。それによって施術の進み具合もプログラムも変わってきます。
そのため、「施術をがんばる」と決めたなら自分で責任を持って日々の自分を律する部分も大切になってきます。
素直に受け入れてみる
病的な状態を除いて、体の不調は日々の積み重ねで起こっていることが多いです。
その状態からの何かを変えようとすると、日常の生活や運動の習慣の見直しが不可欠になってきます。経過が良い方というのは多くが、こういう運動が合ってますよと勧めた場合に、とりあえずやってみるという方が多いです。
もちろん、やった結果そのお客様には合わないということもありますが、まずやってみるというスタンスの方は経過が良いことが多いように思います。
不調と向き合いすぎない
不調というのは、「今日の不調はこれくらいだな」、「一時間前にはこれくらいだったぞ」、「こういうことをすると調子が悪くなる気がするぞ」、というようにずっと向き合っていると、「あれ?今日は違う部分も不調な気がする」というように、脳が誤作動を起こすことで不調が変わらなかったり、関係のないところに不調が出ることがあります。
もちろん病気に分類されるような状態の方はこれには当てはまりませんが、ある意味、運動や生活の見直しなど必要なことはしつつも、「そのうち変わるでしょ」くらいの楽観さが良い場合もあります。
整体師が感じるもったいない気持ち・行動2選
ここからは、反対にせっかく整体を受けているのにもったいないなと思う行動や気持ちについてになります。基本的には、体の状態を変えたいときの心構え3選の裏返しになります。
自分の体なのに他人任せ
からだは生まれてから死ぬまで、乗り換えができない車と一緒です。同じものに乗り続けなければいけないのです。つまり日々の使い方やメンテナンスには気を使うほうが自由な人生になると僕は思います。
自分より体について知識や技術がある方に頼ることは大切ですが、すべて丸投げではなく自分がどのような生活習慣なのか運動習慣なのか、改善点を聞いた後は自分でも見直して生活に取り入れてみて頂ければと思います。
もちろん、結果合わないこともあると思いますが、二の手、三の手もありますし、その経過の中で本当の問題が見つかってくることあるものです。
自分の生活や行動を変えたくない
今の体の状態は、病的な場合を除いて日々の生活習慣や運動習慣の積み重ねであることが多いです。つまり、現在の体の状態を変えようとすると自分の生活や行動を変える必要性が出てくるということです。
一つ目の自分の体なのに他人任せとも共通するところですが、「自分の生活や行動を一切変えたくないけど、何とかしてくれ」と言われることが多々あります。もちろん直接的にこういう言葉を使っているわけではありませんが、これでは体の状態によっては難しいことも多いです。
不調の原因が一時的な疲労や突発的な動きから来ているものでなければ、生活習慣や運動習慣の変化があったほうが、不調の変化も起きやすくなります。
まとめ
整体を受けて、どういう状態になりたいのかということは人それぞれだと思います。その場で癒されれば良いという方もいれば、メンテナンスのように体の不調ができないようにという方もいます。
しかし、少なくとも体の状態を変えたいという気持ちを持って施術を受けるのであれば、自分の体に責任を持つ・素直に受け入れる・不調と向き合いすぎないといった考え方は参考にしていただけると、施術の回数が少なくなったり、その後も継続することで不調が再度出にくくなったりといったメリットがあると思います。
これから整体に通おうと思っている方や、体の状態を変えたいけどうまくいってないという方は参考にしてみてください。